看護部
ABOUT US
看護部理念
『患者さんとともに』その人らしく入院生活が送れるよう
温かい看護・介護を提供します。
看護部基本方針
1.患者さん一人ひとりの人格と権利を尊重します
2.多職種と連携し、患者さまが安心して医療が受けられるよう環境を提供します
3.専門職業人として、たゆまぬ自己研鑽に努めます
4.看護が継続されるよう、地域の医療と連携します
看護部長メッセージ
栗源病院 看護部長 鎌形 三代
ひとり一人の看護師が、きらきらと輝き活躍するために。
栗源病院看護部は、病院理念「昨日に学び、今日を生き、『患者さんとともに』明日の希望を抱きます」を掲げています。患者さん、ご家族が『この病院に入院して良かった』『入院させて良かった』と思っていただける、心のこもった看護の提供を目指しています。
患者さま・ご家族との関わりを大切にし、信頼関係を築いていくことはもちろん、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、細やかな看護サービスを提供してまいります。
また、当院は、子育て支援体制、資格取得支援制度を充実させ、職員が安心して働き続けられる環境づくりに努め、ひとり一人の看護職を大切に育てるための人材育成の取り組みを行っています。
看護体制
1.入院基本料に関する事項
当院は「入院基本料の施設基準」のうち次の事項に適合しています
・療養病棟入院基本料1(20対1看護配置、20対1看護補助配置)
※夜勤は看護師2名、看護助手1名となります(1病棟あたり)
教育プログラム
看護部の臨床看護実践能力を明確にし、個々のキャリア開発の支援を目的にクリニカルラダー(レベルⅠ~Ⅴ)を取り入れております。これは、看護の質の向上と組織の理念達成を目的に、看護師個々の臨床実践能力や意欲に焦点を当て、その成長の過程を支援していくシステムです。クリニカルラダー評価を実施してステップアップを実施しています。
栗源病院の取り組み
①身体拘束ゼロへ
当院では身体拘束の廃止を目指しています。患者さんの自立を促すことは、ケア全体の質の向上や生活環境の改善のきっかけに繋がると考えています。また、拘束を廃止する方法として、フランス発の認知症ケア技法であるユマニチュード🄬の考えを取り入れ、患者さんのより良いケアの構築に取り組んでいます。
【ユマニチュード🄬4つの柱】
見る・話す・触れる・立つ 4つの柱はあなたを大切に思っていますという事を相手に伝える技術です。
【ユマニチュード🄬5つのステップ】
ユマニチュード🄬ではケアを一連の物語のような手順で実施します。
ステップ1 「出会いの準備」
ステップ2 「ケアの準備」
ステップ3 「知覚の連結」
ステップ4 「感情の固定」
ステップ5 「再会の約束」
②褥瘡新規発生率の低減
当院は療養型病床であり、慢性的に治療が必要な方が多く入院されております。また、ご自身で身体を動かすことが出来ない方も多く入院されており、褥瘡の発生リスクが高い方が多い現状です。褥瘡は発生する事で痛みを伴い、患者さんのQOL低下をきたしますので、褥瘡発生を少しでも減少させるため、当院では多職種からなる褥瘡対策チームで対策を検討・実施を行っています。取り組みを実践してからは、褥瘡新規発生率(一般社団法人日本褥瘡学会)の全国平均を継続的に下回っております。引き続き、安心して療養生活が送れるよう今後もこの水準を維持できるように対策を検討・実施していきたいと思います。
③転倒転落発生率の把握、損傷発生の低減
全国の病院内で発生している事故の中で転倒転落については薬剤関連やチューブ類の抜去などと並び高頻度で起こっているのが現状です。転倒された場合、痛みや骨折を伴い手術など患者さんにご負担となります。当院では患者さんの身体機能や日頃の行動などを専門職が確認を行い、少しでも転倒転落件数が減少するように対策を行っています。また、転倒転落が発生したとしても患者さんに骨折などの重度な影響を起こさないように対策を行っています。取り組みを実践してからは転倒転落発生率(一般社団法人日本病院会)の全国平均を下回っており、転倒時の損傷レベルも全国平均を下回っております。引き続き、安心して療養生活が送れるよう今後もこの水準を維持できるように対策を検討・実施していきたいと思います。