2021/04/07　11:27

今回は「正常歩行と歩行分析」という演題で、科内で勉強会を開催しました。

リハビリ業界の大まかな認識として、理学療法士は移動手段に必要な歩行や立ち上がりなどの足のリハビリ、作業療法士は日常生活で必要な把持動作や結滞動作などの手のリハビリを行うとされています。そして、患者様の日常生活をサポートするうえで、歩行の分析はどちらの職種にも必要不可欠です。しかし、歩行の分析は様々な動作の中でも見るべき事が多く、「歩行分析は難しい、何からどう見ればいいかよくわからない…！」リハビリ科の中でもそんな声が多く、また自分自身も歩行分析に対して苦手意識がありました。その為、なんとか歩行分析をわかりやすくまとめ、科内で共有できないかと思ったことが、今回の発表を行ったきっかけでした。

内容は、基本的な正常歩行の周期ごとの名称やはたらきの確認、歩行分析はなぜ難しいのか、正常歩行と異常歩行の違い、分析の際の大まかなポイントや、より専門的な内容として足部から歩行を評価するポイントなどを一時間程で解説しました。

様々な感想をもらいましたが、何より自分がうれしかったのは、作業療法士の方々から、これなら自分にも評価できそう、今までの歩行分析に対する難しそうなイメージが少し変わった、などの声があがった事です。自分の知識不足な面もありましたが、科内で歩行分析に対する積極的な意見交換ができた事で、今回の発表はとても意義のあるものにできたと感じました。今後も患者様の為になる知識を科内勉強会で共有し、栗源病院のリハビリチーム全体でスキルアップしてきたいと思います。

2021/04/03　17:40